妊娠中の出来事③〜ワクチン接種で愚か者、地に伏す〜
母子手帳をもらったあたりで、親族や近い友人に報告しました。
特にお互いの親や祖父母達はそれはもう喜び、実母に至ってはまだ生まれてないのに赤ちゃんに着せる服や帽子の編み物をはじめる編み物狂いと化してしまいました。
なんなら「かわいい自転車みつけてさ」とまだ妊娠3ヶ月くらいのときに電話してきてヤバかったです。
楽しみにされればされるほど私の性格上「いま、本当に生きてますか?」とお腹に問いかけてしまう毎日。
夜になると「死んでたらどうしよう」と呟いてから寝るのがルーティンでした。
妊娠初期の頃はまだそんなにお腹も出てこないし、悪阻もそんなに実感がなかったので、変わらない日常過ぎて心配でした。
恐らく、2ヶ月後半か3ヶ月の頭くらいでしょうか。
このくらいの「な〜んかずっとぼんやり気持ち悪いんだよなぁ」みたいな具合の悪さが出てきました。
特に屈んだ時に頻発してたような気がします。
本屋さんのパートをしてたのですが、だいたいずっと屈んでるので、ずっとぼんやり具合悪かったです。
ただ私は吐くほどではなかったので、まだそこまで重くはなかったと思います。
そんなぼんやり具合の悪さを感じていた頃、コロナの予防接種、2回目を受けます。
「2回目は熱が上がる」という噂を聞いていたのですが、「負けてたまるかよ」の気持ちだけでデュエルスタンバイしていました。愚かなので。
予防接種の日はマック(月見バーガー)食べて、映画でも観るか〜と何故かゲド戦記をチョイス。
そのときのツイート。
ゲドと同じ日になぜかバカ高いモンブランにキレてる。
しかし、夜になると段々と震えるくらいの寒気が出てきて、完全に「熱上がってます」の体になってきました。
37…38…と徐々に熱が上がり、
脳味噌も沸騰してしまいました。
そんな舐めたこと言ってるのも束の間、
深夜には40℃近くまで熱が上がってしまい、夫に薬を飲めと怒られます。
しかし、「妊婦は薬を飲んじゃいけねぇんだ…」と頑なに拒否。
何度も言いますが愚かなので、家にカロナールなどの妊婦も飲めるような解熱剤もありません。
夫がネットサーフィンをしまくり、妊婦も飲める成分である、アセトアミノフェン配合の子ども用のバファリンを購入してきます。
熱が上がった方がお腹の子どもに悪影響なんだから、せめてこれを飲みなさい!!!!!と本気で怒られて、さすがに飲みました。
なんとか夜は乗り切ったものの、子ども用バファリンだけでは完全復活ならず、翌日翌々日も頭痛が治らなかったため、かかりつけの産科に受診してお薬をもらい、一発で治りました。
マジで産科にあらかじめ相談しておくんだった…と大後悔。
夫には色々と迷惑をかけてしまいました。
本当に高熱のままいる方が胎児に悪影響かと思うので、ワクチン接種するときはかかりつけの産科に予め相談して、妊婦でも飲める解熱剤をもらっておくのがオススメです。本当に。
私のような愚か者が1人苦しむわけではなく、お腹のこどもも苦しんでいるんだと思うと本当に申し訳なかったです。
絶対に我慢せず、辛い時はお医者さんが出した薬を飲むのが一番。
そして、ワクチン接種の日に最高に具合が悪くなったのを皮切りに、悪阻が本格的に猛威をふるいだしてきました。
つづく