なんだかんだあって3月22日の深夜、娘が産まれました。
産まれるや否や謎の帽子被らされちゃってて可愛い。
子宮口が2センチあいてるよと言われたあの健診から1週間ちょっと。
予定日は3月29日だったので、39週。ちょうど1週間早く産まれてきました。
今回で妊娠中の出来事に関するブログは最終回なので、なが〜〜くなりますがこの日1日なにがあったか覚えている限り全てかきます。
2022年3月21日。
午前3時から10分おきにお腹の張りを感じていました。
この頃はほとんど夜は眠れない毎日で、お腹が張ることもよくありました。ただ、当間隔で張ることはあまりなかったので、起きて時間を測ったりしました。
しかし、張りだけで痛みがなかったので再び就寝。
朝ごはんも普通に食べ、お昼くらいまで横になりながら動画みたり好きなことをして過ごしてました。
そろそろお昼だから起きるか、とトイレに行くと少量のおしるし的なものを確認。
「これは…?」となるも、ググりまくり「おしるしがあっても1週間くらい産まれないことがある」などといった情報をみて「まだ慌てる事はない…」と仙道になりました。
お昼ご飯は前日焼いたパンを食べて、やや微痛がするも、痛みが遠いてこれは微妙だな〜となったので、外を歩くことに。
家から歩いて10分くらいの距離の親戚のおうちへ行きました。
そこで「もしかしたら陣痛かもしれん、ハッハッハッ」と呑気に会話して帰宅。
家にいるとなんだかソワソワするので、気が紛れて良かった。
でもまぁ…まだ大丈夫かなと思っておりました。
夕方5時頃。痛みが強くなってきました。
しかし間隔はまだ長い。
いつもと違うような…
でもまだ分からない…
余談ですがこの日、楽しみにしていたBTSのライブが放送される。
私はこれが観たい…
まだ予定日まで一週間前だし、産まれないのでは…?いつもの思わせぶりな前駆陣痛では…?と疑いつつも、明らかに痛みが徐々に増していきました。
3時間ほど間隔を測りつつ様子をみて、ライブが始まる1時間前の20:00頃には10分以内の間隔で恐ろしいほどの痛みがやってくるようになっていました。
痛すぎる。これは間違いなく陣痛だ。産まれるわこれ。もう耐えられん。
一度産院に電話。
「10分だとまだ早いから、5分間隔になったら入院しましょっか!」
なるほど…
家で耐えるしかないってことね…
ややこの時点で「ライブ観れるかな」なんて思っていたのも束の間(本当に束の間)BTSのことなんて全く考えてらんないくらいの痛みがやってきました。何度も。その度に父のゴルフボールをお尻に押し当てて耐え、
痛みが去ると「まだ8分間隔…!?」と絶望し、
そしてまた痛みがくるとYouTubeで学んだいきみのがしの姿勢で耐え、
過ぎ去ったら「はぁはぁ、テヒョン…テヒョンみれないから…録画…録画…(とっくに予約してる)」と推しの姿をなんとしてでも見たいうわ言を並べておりました。
産院から言われたのは5分間隔。
まだ入院できない…。
ついに21:00になり、BTSのライブが始まりました。
「あ…始まっちゃった…」
全然それどころじゃない。
もう死にそう。早く入院させてくれ。全然ライブなんて観てらんない。
しかしまだ間隔は6分くらい。
それでもちょっとライブみては、(オタクェ…)地獄の痛みがやってくる。
「フーフー…ジョングク…いいね…かっこいいいいぃギャアアア痛い痛い痛い痛い痛い」
こんな感じで耐えてましたが、たま〜に4分間隔になったり、6分間隔に戻ったりしていて、もう本当に耐えられない。無理。バンタンどころじゃない。何回もいうけど。てかこんな気持ちでみるの失礼。助けてくれ。怒られてもいいから入院しよう。となり、電話。
「ほぼ5分間隔です。痛いです。もうだめです。どうか入院させて下さい。」
めちゃくちゃに健気。
私の辛さを察してくれたのか、「お熱測ってからいらしてくださーい!」とお返事をくれたので、気もそぞろながら熱を測り、母の運転でブーンと産院へ向かいました。
道中、夫へ連絡。
正直言って泣きそうだったけど「死にそうに痛い、やばい、行ってきます」的なことを多分言いました。あんま覚えてない。ちゃんと喋れてないです。ただ、めちゃくちゃ怖いし痛いけど泣いたりするのは出来なくて、ちょっと強がって喋った記憶があります。私はライオンとかと一緒で弱いところを見せられないタイプの人間です。(?)
夫からラインで手書きの応援メッセージが届きましたが、絶対に泣いてしまうなぁと思い一瞬みて、ちゃんと見ませんでした。(見ろ)
母に「がんばれよ!」と親指突き立てて背中を押され、いざ入院。
洗濯室とかお風呂とかめちゃくちゃ説明されながら歩きましたが、ひとっつも入ってきませんでした。ごめんなさい。
分娩室に入りアレヨアレヨという間に着替えさせられ、装置的なものをお腹につけて、お股を見られて、点滴を刺されたりしました。
どうやら子宮口が8センチ開いてるとのことでした。
ただ、陣痛の間隔がまだ長いらしいので、いきみのがしするそうです。
※子宮口が全開じゃないとか、陣痛の間隔とか、色々な理由でまだいきんじゃだめらしい。いきまずに、今だ!というときを待つのじゃ。
この装置が気になって気になって仕方ない。
痛みが大きくなるとピピピピッと言いながら数値が上がるもんだから「ヤバイ…くる…くる…陣痛がくる〜!!!!!!!!!!」と恐怖を駆り立てて陣痛がやってくるので精神的にきつかったです。
陣痛が来るたびに助産師さんが優しく声掛けてくれながら、背中をさすり、おしりのちょうどいいところを押してくれました。手がたくさんあるのかな。
この助産師さんは、私が死ぬ時に思い出すんじゃないかってくらい優しくて最高でした。バースプランに「痛みに弱いので優しくしてください」って丁寧な処女みたいなこと書いておいてよかった。
ここの産院はソフロロジー法でお産を推奨してるので、産まれる前にzoomやらで散々練習した呼吸法をやりまくりました。
もうしんどくてしんどくて仕方なかったけど、とにかく鼻で吸って口で吐く。それの繰り返し。
まだ破水してなかったので、助産師さんの手で破水してもらいました。
バシャッと水が出る感覚不思議だったなぁ。
先生が何度か登場するも、まだ間隔が微妙だったらしく退室。
地獄のようないきみのがしを呼吸法で乗り切ります。吸って吐く吸って吐く。
途中、「日付変わったからあとは産むだけだよ〜!」と言われる。
吸って吐くを何度も何度も繰り返して、やっと「そろそろ力入れてみよう!今やってることそのまま!息を吐き切って…ゆっくりね、あせらず呼吸を続けてね」とやや分かりづらいGOサインが…
いきんでいいのかダメなのか分からないまま、ちょっとずついきむと「いいよ〜!」と言われたので、先生や助産師さんの合図と共に全身全霊でいきみました。
陣痛の痛みが激しくなるタイミングでいきみ、遠のくと一旦休む。それを何度も繰り返します。ゴールがみえた気がしたし、いきめるだけまだマシだった。
そしていよいよ助産師さんに「そろそろ動画まわしていいよ!」と言われます。
※うちの産院はコロナ禍のため立ち会い禁止だったので、テレビ電話か自分の携帯で動画撮影を許可されており、残しておきたかったのと夫に電話で頑張れ〜!とか言われるのが恥ずかしかったので動画撮影を選びました。
やった〜‼︎産まれた〜‼︎
2022年3月22日、0時49分。
娘が産まれました。
大きな産声をあげて娘が産まれました。
2604gのやや小柄ちゃんでした。
お股の間から顔がにゅっと出てきたときは嬉しくてたまらんかったです。
産んだ瞬間にお股が大爆発したような気がしましたが、痛いだのなんだの、そんなこと言えない空気だったので言いませんでした。とにかく嬉しかったです。
本当いうと、体力使い果たしてヘトヘトだわ、色んなところが痛いわ、お股も大爆発してるわ、体に力入らないわで、シズクに血吸われたあとのパイクみたいになってました。
助産師さん達が鬼のようにテキパキと臍の緒の処理やら、赤子を拭いたりやら謎の帽子を被せたりやらを「かわいい〜☺︎!!」「二重だよ〜!」「髪の毛フッサフサだよ〜!!」と褒めまくりながら動いていました。
※ちなみに二重だったのは産まれた瞬間だけで、今娘はたまに眠い時だけ二重でほぼ一重です。そんなことある?可愛いなぁ〜。
テキパキと動きまくったあと、ハイどうぞ!とパイク(私)の上に赤子が置かれました。
めっちゃやわらかくて、こわい。
なんかやや目があいてる…。かわいいな〜。
指ひとつ動かせなかったけど、体の上に赤子が置かれたとき、今までお腹の中でひとつになって暮らしてたのに、外に出て、呼吸して、ウニウニ動いて、生温かくて、ちょっと目があいて、なんだか愛おしいな〜という気持ちと守らねばという強い気持ちでいっぱいになり、思うように動かない手をなんとか赤子に添えました。
体が終わってるのがどうでもいい気持ちになりました。
このあと、お股を縫われるのですが、それはもう死ぬほど痛すぎたんですが、どうにか「どうでもいいや〜」と思えたこの気持ちを胸に乗り切りました。
あと先生が縫ってる時、気を紛らわすためだと思いますが「ラインとか電話していいよ〜」って言ってくれたので、めっちゃ有り難かったです。
まぁ縫う時の痛みなんて、携帯いじって気が紛れるくらいだからね…
夫やら親に電話して、友達にもラインしました。
後々、友達に産まれた時間を伝えたときに「え!?あのとき産まれてすぐにラインくれたの!?すぐ過ぎない!?」とビビられました。
初産だったけど、産院に22:00くらいに着いて3時間弱で産まれたので早い方だったと思います。最終的に陣痛の間隔も4分でした。我慢せずに電話して産院に来てよかった。
実は出産後、忘れないようにとメモに残したものがあるので、()内のみ修正してそのまま載せます。
ただでさえここまで長いのに、長文な上、産まれてすぐに記録したものなので文章が破茶滅茶だし、内容が被ってるし、なっげ〜!いい加減にしろ!って方は、飛ばして下さい。
ライブ感楽しみたい方はどうぞ。
↓↓↓
出産の記録 2022.3.21〜22
21日
午前3時くらいから10分おきにお腹の張りを感じる
1時間くらい様子見るが痛みがないので一度横になる
精神的に参っていたり、前日まで(夫)に八つ当たりしてしまったことを後悔しつつ、好きな動画など見ながら12時くらいまで横になる。リフレッシュする。
起き抜けで少量のおしるしらしきもの確認。
12:30〜10分間隔で微痛が1時間ほど続く。
(親戚の家)に(母)と歩いて行く。(祖母)の電気交換。
(親戚のおばちゃん)と少し話して、家にもどる。
微痛の間隔があき、遠のく。
17時〜再度10分間隔の痛み。お昼のときよりやや強め。
様子見て、遠のかないことを確認。
18時くらいから間隔が少しずつ縮むが、5分おきにはならず、痛みが強くなってきたため一度(産院)に8時頃TEL。
家から(産院)まで近いのでもう少し様子みることに。
(弟)が買ってきた韓国のハチミツの謎の食べ物を食べたかったが、それどころじゃなくなる。バナボ(バナナボートっていうデザート)も食べる気にならない。
BTSどころじゃない痛みと、6分間隔〜4分間隔になり始めてきたので再度(産院)にTEL。
熱測って来て下さいとのことだったので、(母)の運転で(産院)へ出発。
(夫)にTEL。痛みでまともに話せない。
ラインで手紙をもらうが、2文字くらい読んだだけで泣きそうになったので、痛みに負けないよう、まずは読まずに一度ラインとじる。
信号がほぼ青でスムーズに到着。
(産院)につき、荷物をもちインターホンへ。そのときも陣痛がくる。すぐに助産師さん来てくれそうなので、(母)に別れを告げる。(母)に頑張れよと送り出され、入院。
入院にあたって早足で説明を受ける。各部屋などの場所は把握。あとの細かいことは全部あとでもっかい聞こうと思った。
分娩室にて診察。
子宮口8センチあいてるよとのこと。柔らかい?し、いいかんじだよ。すぐに産めるかもとのこと。
お茶などをとりに一度部屋へ。
いきみたくなったらおいでと言われたので、すぐに向かう。
めちゃくちゃ優しい助産師さん。
子宮口があくまでいきみ逃し。本当に地獄。
痛みがやってくるのがこわくなるが、赤子にあえるぞと脳で変換してなんとか耐える。
習った鼻で吸って口で長く吐くやつをとにかく繰り返す。褒めてくれるのでがんばれる。
ずっと背中をさすりながら、おしりあたり押してくれる。ほんとに助かる。これがなかったら無理。
なかなか陣痛の間隔が狭まらない。きつい。
体制をかえると、ちょっと狭まる。
内診すると子宮口は全開まできたとのこと。
あとは息を長く吐く時に赤ちゃんを下に押し出す感じにするとのこと。
最初はひたすら息を吐くことに集中。
なんとなくお腹の中身が下がってきてる感覚を覚える。
助産師さんが褒めてくれる。
めちゃくちゃいきみたいが、いきんでいいのか分からない。でも死にそうなのでいきむと、合ってたみたいで褒められた。
それからは陣痛が来るたびにウンコ出す時と同じ感覚でいきむ。
はさまってるかんじあり。
陣痛が遠のくたびに楽になる反面、まだ終わらない地獄にめげそうになる。
助産師さん2人がたくさん励ましてくれるおかげでなんとか持ち堪える。
ちなみにもう日付は超えていた。
あとは出てくるだけといったかんじ。
途中、先生も褒めてくれた。しかしまだ先生の出番ではないようで一度退室される。
何度も何度も繰り返し、ついにやっと先生が登場。
恐らく繰り返している時間は40分くらいしか経ってないが、永遠に長くかんじた。体感40時間くらいだった。
助産師さんから「髪の毛フッサフサだよ」と言われる。髪の毛から産まれてるんだ…としんどいながらも思う。
先生が登場し、動画回していいよと言われ動画をまわす。もう終わるのかもという気がして最後の力を振り絞りめちゃくちゃにいきむ。
最後もう一回いける?と聞かれて、股やら腰やらが取れるくらい痛いが、また地獄を味わうよりはマシだと思いめちゃくちゃにいきむ。
(こども)の頭がやっと出る!力を抜くよう言われる。
肩が出たよ!といったときはちょっと痛かった。頭のほうが痛いけど。
その後胎盤など出てきて、臍の緒もでる。
産声も聞こえた。
安心した。疲れた。痛かった。でも良かった〜。
赤子を上にのせられた。めちゃくちゃやわらかくてこわかった。
お股を先生が縫う。その間に(夫)にTEL。起きててくれた。本当にここまで頑張れたのは(夫)がいたからだと思った。
次に(母)にTEL。産声も聞かせられた。
こうやって気を紛らわしているが、お股を縫われてる痛みがやばかった。
でも陣痛やお産の痛みに比べたらまだ耐えられた。
電話とかラインしていいよと言ってくれて気のそらせ方がうまい。
友達2人に産まれたよとラインした。友達が少ないからもうラインをする時間が終わってしまった。縫う時間よりも遥かにラインの時間が短くて余った。チクチクされて痛い。友達もっといたらよかったのに、と初めて思った。
胎盤…みます…と謎のためで答える。
ぐろかった。
助産師さん、(家の近所の会社)があったとこの向かいあたりの古い家にすんでるっていってた。
めっちゃご近所だった。優しい助産師さん…ほんとにありがとう…
体が動かなかった。とにかく疲れた。
カンガルーケアをした。
目が開いててかわいかった。
初乳ものませた。永遠に飲んでた。両方。
部屋に一緒に戻った。
あんまり泣かない。でもフニフニいうてる。
全身痛い。とくに股。
〜fin〜
ウンコとか言ってごめん。
出産がもう一年前なんて信じられません。
娘はスクスク育っております。
今日で一歳になりました。
たまに育児が辛くなることもあるし、思い通りいかないことも当然あるし、イライラして大きい声で娘に注意してしまったり、夫にあたってしまうこともあります。
でも、自分の子どもは本当に本当に可愛いです。不思議だ〜。
もともと子どもが苦手だし、赤ちゃんなんてどう接すればいいか分からなかったけど、やっぱり子どもは欲しいなと思って、治療して、やっと産まれてくれた娘。
本当にありがとう。大人になっても可愛い〜って言わせておくれ。
娘の誕生日までに、ここまでブログかけてよかった!
おわり