狂ったおにぎり

ままならねぇ毎日

妊娠中の出来事20〜出産の記録〜

 

なんだかんだあって3月22日の深夜、娘が産まれました。

 

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産まれるや否や謎の帽子被らされちゃってて可愛い。

 

子宮口が2センチあいてるよと言われたあの健診から1週間ちょっと。

予定日は3月29日だったので、39週。ちょうど1週間早く産まれてきました。

 

今回で妊娠中の出来事に関するブログは最終回なので、なが〜〜くなりますがこの日1日なにがあったか覚えている限り全てかきます。

 

 

 

2022年3月21日。

午前3時から10分おきにお腹の張りを感じていました。

この頃はほとんど夜は眠れない毎日で、お腹が張ることもよくありました。ただ、当間隔で張ることはあまりなかったので、起きて時間を測ったりしました。

しかし、張りだけで痛みがなかったので再び就寝。

朝ごはんも普通に食べ、お昼くらいまで横になりながら動画みたり好きなことをして過ごしてました。

そろそろお昼だから起きるか、とトイレに行くと少量のおしるし的なものを確認。

「これは…?」となるも、ググりまくりおしるしがあっても1週間くらい産まれないことがある」などといった情報をみて「まだ慌てる事はない…」と仙道になりました。

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お昼ご飯は前日焼いたパンを食べて、やや微痛がするも、痛みが遠いてこれは微妙だな〜となったので、外を歩くことに。

家から歩いて10分くらいの距離の親戚のおうちへ行きました。

そこで「もしかしたら陣痛かもしれん、ハッハッハッ」と呑気に会話して帰宅。

家にいるとなんだかソワソワするので、気が紛れて良かった。

でもまぁ…まだ大丈夫かなと思っておりました。

 

夕方5時頃。痛みが強くなってきました。

しかし間隔はまだ長い。

いつもと違うような…

でもまだ分からない…

余談ですがこの日、楽しみにしていたBTSのライブが放送される。

私はこれが観たい…

まだ予定日まで一週間前だし、産まれないのでは…?いつもの思わせぶりな前駆陣痛では…?と疑いつつも、明らかに痛みが徐々に増していきました。

3時間ほど間隔を測りつつ様子をみて、ライブが始まる1時間前の20:00頃には10分以内の間隔で恐ろしいほどの痛みがやってくるようになっていました。

 

痛すぎる。これは間違いなく陣痛だ。産まれるわこれ。もう耐えられん。

 

一度産院に電話。

「10分だとまだ早いから、5分間隔になったら入院しましょっか!」

 

なるほど…

 

家で耐えるしかないってことね…

 

ややこの時点で「ライブ観れるかな」なんて思っていたのも束の間(本当に束の間)BTSのことなんて全く考えてらんないくらいの痛みがやってきました。何度も。その度に父のゴルフボールをお尻に押し当てて耐え、

痛みが去ると「まだ8分間隔…!?」と絶望し、

そしてまた痛みがくるとYouTubeで学んだいきみのがしの姿勢で耐え、

過ぎ去ったら「はぁはぁ、テヒョン…テヒョンみれないから…録画…録画…(とっくに予約してる)」と推しの姿をなんとしてでも見たいうわ言を並べておりました。

産院から言われたのは5分間隔。

まだ入院できない…。

ついに21:00になり、BTSのライブが始まりました。

「あ…始まっちゃった…」

 

全然それどころじゃない。

 

もう死にそう。早く入院させてくれ。全然ライブなんて観てらんない。

しかしまだ間隔は6分くらい。

それでもちょっとライブみては、(オタクェ…)地獄の痛みがやってくる。

「フーフー…ジョングク…いいね…かっこいいいいぃギャアアア痛い痛い痛い痛い痛い」

こんな感じで耐えてましたが、たま〜に4分間隔になったり、6分間隔に戻ったりしていて、もう本当に耐えられない。無理。バンタンどころじゃない。何回もいうけど。てかこんな気持ちでみるの失礼。助けてくれ。怒られてもいいから入院しよう。となり、電話。

 

「ほぼ5分間隔です。痛いです。もうだめです。どうか入院させて下さい。」

 

めちゃくちゃに健気。

 

私の辛さを察してくれたのか、「お熱測ってからいらしてくださーい!」とお返事をくれたので、気もそぞろながら熱を測り、母の運転でブーンと産院へ向かいました。

道中、夫へ連絡。

正直言って泣きそうだったけど「死にそうに痛い、やばい、行ってきます」的なことを多分言いました。あんま覚えてない。ちゃんと喋れてないです。ただ、めちゃくちゃ怖いし痛いけど泣いたりするのは出来なくて、ちょっと強がって喋った記憶があります。私はライオンとかと一緒で弱いところを見せられないタイプの人間です。(?)

夫からラインで手書きの応援メッセージが届きましたが、絶対に泣いてしまうなぁと思い一瞬みて、ちゃんと見ませんでした。(見ろ)

 

母に「がんばれよ!」と親指突き立てて背中を押され、いざ入院。

 

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洗濯室とかお風呂とかめちゃくちゃ説明されながら歩きましたが、ひとっつも入ってきませんでした。ごめんなさい。

 

分娩室に入りアレヨアレヨという間に着替えさせられ、装置的なものをお腹につけて、お股を見られて、点滴を刺されたりしました。

どうやら子宮口が8センチ開いてるとのことでした。

ただ、陣痛の間隔がまだ長いらしいので、いきみのがしするそうです。

 

※子宮口が全開じゃないとか、陣痛の間隔とか、色々な理由でまだいきんじゃだめらしい。いきまずに、今だ!というときを待つのじゃ。

 

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この装置が気になって気になって仕方ない。

 

痛みが大きくなるとピピピピッと言いながら数値が上がるもんだから「ヤバイ…くる…くる…陣痛がくる〜!!!!!!!!!!」と恐怖を駆り立てて陣痛がやってくるので精神的にきつかったです。

陣痛が来るたびに助産師さんが優しく声掛けてくれながら、背中をさすり、おしりのちょうどいいところを押してくれました。手がたくさんあるのかな。

この助産師さんは、私が死ぬ時に思い出すんじゃないかってくらい優しくて最高でした。バースプランに「痛みに弱いので優しくしてください」って丁寧な処女みたいなこと書いておいてよかった。

 

ここの産院はソフロロジー法でお産を推奨してるので、産まれる前にzoomやらで散々練習した呼吸法をやりまくりました。

もうしんどくてしんどくて仕方なかったけど、とにかく鼻で吸って口で吐く。それの繰り返し。

 

まだ破水してなかったので、助産師さんの手で破水してもらいました。

バシャッと水が出る感覚不思議だったなぁ。

 

先生が何度か登場するも、まだ間隔が微妙だったらしく退室。

地獄のようないきみのがしを呼吸法で乗り切ります。吸って吐く吸って吐く。

 

途中、「日付変わったからあとは産むだけだよ〜!」と言われる。

 

 

吸って吐くを何度も何度も繰り返して、やっと「そろそろ力入れてみよう!今やってることそのまま!息を吐き切って…ゆっくりね、あせらず呼吸を続けてね」とやや分かりづらいGOサインが…

 

いきんでいいのかダメなのか分からないまま、ちょっとずついきむと「いいよ〜!」と言われたので、先生や助産師さんの合図と共に全身全霊でいきみました。

 

陣痛の痛みが激しくなるタイミングでいきみ、遠のくと一旦休む。それを何度も繰り返します。ゴールがみえた気がしたし、いきめるだけまだマシだった。

 

そしていよいよ助産師さんに「そろそろ動画まわしていいよ!」と言われます。

※うちの産院はコロナ禍のため立ち会い禁止だったので、テレビ電話か自分の携帯で動画撮影を許可されており、残しておきたかったのと夫に電話で頑張れ〜!とか言われるのが恥ずかしかったので動画撮影を選びました。

 

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やった〜‼︎産まれた〜‼︎

 

2022年3月22日、0時49分。

娘が産まれました。

 

大きな産声をあげて娘が産まれました。

 

2604gのやや小柄ちゃんでした。

お股の間から顔がにゅっと出てきたときは嬉しくてたまらんかったです。

 

産んだ瞬間にお股が大爆発したような気がしましたが、痛いだのなんだの、そんなこと言えない空気だったので言いませんでした。とにかく嬉しかったです。

本当いうと、体力使い果たしてヘトヘトだわ、色んなところが痛いわ、お股も大爆発してるわ、体に力入らないわで、シズクに血吸われたあとのパイクみたいになってました。

 

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助産師さん達が鬼のようにテキパキと臍の緒の処理やら、赤子を拭いたりやら謎の帽子を被せたりやらを「かわいい〜☺︎!!」「二重だよ〜!」「髪の毛フッサフサだよ〜!!」と褒めまくりながら動いていました。

※ちなみに二重だったのは産まれた瞬間だけで、今娘はたまに眠い時だけ二重でほぼ一重です。そんなことある?可愛いなぁ〜。

 

テキパキと動きまくったあと、ハイどうぞ!とパイク(私)の上に赤子が置かれました。

 

めっちゃやわらかくて、こわい。

 

なんかやや目があいてる…。かわいいな〜。

 

指ひとつ動かせなかったけど、体の上に赤子が置かれたとき、今までお腹の中でひとつになって暮らしてたのに、外に出て、呼吸して、ウニウニ動いて、生温かくて、ちょっと目があいて、なんだか愛おしいな〜という気持ちと守らねばという強い気持ちでいっぱいになり、思うように動かない手をなんとか赤子に添えました。

 

体が終わってるのがどうでもいい気持ちになりました。

 

このあと、お股を縫われるのですが、それはもう死ぬほど痛すぎたんですが、どうにか「どうでもいいや〜」と思えたこの気持ちを胸に乗り切りました。

あと先生が縫ってる時、気を紛らわすためだと思いますが「ラインとか電話していいよ〜」って言ってくれたので、めっちゃ有り難かったです。

まぁ縫う時の痛みなんて、携帯いじって気が紛れるくらいだからね…

夫やら親に電話して、友達にもラインしました。

後々、友達に産まれた時間を伝えたときに「え!?あのとき産まれてすぐにラインくれたの!?すぐ過ぎない!?」とビビられました。

 

初産だったけど、産院に22:00くらいに着いて3時間弱で産まれたので早い方だったと思います。最終的に陣痛の間隔も4分でした。我慢せずに電話して産院に来てよかった。

 

 

 

実は出産後、忘れないようにとメモに残したものがあるので、()内のみ修正してそのまま載せます。

ただでさえここまで長いのに、長文な上、産まれてすぐに記録したものなので文章が破茶滅茶だし、内容が被ってるし、なっげ〜!いい加減にしろ!って方は、飛ばして下さい。

ライブ感楽しみたい方はどうぞ。

 

 

 

 

↓↓↓

 

 

 

出産の記録 2022.3.21〜22


21日

午前3時くらいから10分おきにお腹の張りを感じる

1時間くらい様子見るが痛みがないので一度横になる

精神的に参っていたり、前日まで(夫)に八つ当たりしてしまったことを後悔しつつ、好きな動画など見ながら12時くらいまで横になる。リフレッシュする。

起き抜けで少量のおしるしらしきもの確認。

12:30〜10分間隔で微痛が1時間ほど続く。

(親戚の家)に(母)と歩いて行く。(祖母)の電気交換。

(親戚のおばちゃん)と少し話して、家にもどる。

微痛の間隔があき、遠のく。

17時〜再度10分間隔の痛み。お昼のときよりやや強め。

様子見て、遠のかないことを確認。

18時くらいから間隔が少しずつ縮むが、5分おきにはならず、痛みが強くなってきたため一度(産院)に8時頃TEL。

家から(産院)まで近いのでもう少し様子みることに。

TBSチャンネルBTSのコンサートをみながら紛らわす。

(弟)が買ってきた韓国のハチミツの謎の食べ物を食べたかったが、それどころじゃなくなる。バナボ(バナナボートっていうデザート)も食べる気にならない。

BTSどころじゃない痛みと、6分間隔〜4分間隔になり始めてきたので再度(産院)にTEL。

熱測って来て下さいとのことだったので、(母)の運転で(産院)へ出発。

(夫)にTEL。痛みでまともに話せない。

ラインで手紙をもらうが、2文字くらい読んだだけで泣きそうになったので、痛みに負けないよう、まずは読まずに一度ラインとじる。

信号がほぼ青でスムーズに到着。

(産院)につき、荷物をもちインターホンへ。そのときも陣痛がくる。すぐに助産師さん来てくれそうなので、(母)に別れを告げる。(母)に頑張れよと送り出され、入院。

入院にあたって早足で説明を受ける。各部屋などの場所は把握。あとの細かいことは全部あとでもっかい聞こうと思った。

分娩室にて診察。

子宮口8センチあいてるよとのこと。柔らかい?し、いいかんじだよ。すぐに産めるかもとのこと。

お茶などをとりに一度部屋へ。

いきみたくなったらおいでと言われたので、すぐに向かう。

めちゃくちゃ優しい助産師さん。

子宮口があくまでいきみ逃し。本当に地獄。

痛みがやってくるのがこわくなるが、赤子にあえるぞと脳で変換してなんとか耐える。

習った鼻で吸って口で長く吐くやつをとにかく繰り返す。褒めてくれるのでがんばれる。

ずっと背中をさすりながら、おしりあたり押してくれる。ほんとに助かる。これがなかったら無理。

なかなか陣痛の間隔が狭まらない。きつい。

体制をかえると、ちょっと狭まる。

内診すると子宮口は全開まできたとのこと。

あとは息を長く吐く時に赤ちゃんを下に押し出す感じにするとのこと。

最初はひたすら息を吐くことに集中。

なんとなくお腹の中身が下がってきてる感覚を覚える。

助産師さんが褒めてくれる。

めちゃくちゃいきみたいが、いきんでいいのか分からない。でも死にそうなのでいきむと、合ってたみたいで褒められた。

それからは陣痛が来るたびにウンコ出す時と同じ感覚でいきむ。

はさまってるかんじあり。

陣痛が遠のくたびに楽になる反面、まだ終わらない地獄にめげそうになる。

助産師さん2人がたくさん励ましてくれるおかげでなんとか持ち堪える。

ちなみにもう日付は超えていた。

あとは出てくるだけといったかんじ。

途中、先生も褒めてくれた。しかしまだ先生の出番ではないようで一度退室される。

何度も何度も繰り返し、ついにやっと先生が登場。

恐らく繰り返している時間は40分くらいしか経ってないが、永遠に長くかんじた。体感40時間くらいだった。

助産師さんから「髪の毛フッサフサだよ」と言われる。髪の毛から産まれてるんだ…としんどいながらも思う。

先生が登場し、動画回していいよと言われ動画をまわす。もう終わるのかもという気がして最後の力を振り絞りめちゃくちゃにいきむ。

最後もう一回いける?と聞かれて、股やら腰やらが取れるくらい痛いが、また地獄を味わうよりはマシだと思いめちゃくちゃにいきむ。

(こども)の頭がやっと出る!力を抜くよう言われる。

肩が出たよ!といったときはちょっと痛かった。頭のほうが痛いけど。

その後胎盤など出てきて、臍の緒もでる。

産声も聞こえた。

安心した。疲れた。痛かった。でも良かった〜。

赤子を上にのせられた。めちゃくちゃやわらかくてこわかった。

お股を先生が縫う。その間に(夫)にTEL。起きててくれた。本当にここまで頑張れたのは(夫)がいたからだと思った。

次に(母)にTEL。産声も聞かせられた。

こうやって気を紛らわしているが、お股を縫われてる痛みがやばかった。

でも陣痛やお産の痛みに比べたらまだ耐えられた。

電話とかラインしていいよと言ってくれて気のそらせ方がうまい。

友達2人に産まれたよとラインした。友達が少ないからもうラインをする時間が終わってしまった。縫う時間よりも遥かにラインの時間が短くて余った。チクチクされて痛い。友達もっといたらよかったのに、と初めて思った。

 


ずっとついててくれた助産師さんに、胎盤みる?と聞かれ、

胎盤…みます…と謎のためで答える。

ぐろかった。


助産師さん、(家の近所の会社)があったとこの向かいあたりの古い家にすんでるっていってた。

めっちゃご近所だった。優しい助産師さん…ほんとにありがとう…

 


体が動かなかった。とにかく疲れた。

カンガルーケアをした。

目が開いててかわいかった。

 


初乳ものませた。永遠に飲んでた。両方。

 


部屋に一緒に戻った。

あんまり泣かない。でもフニフニいうてる。

全身痛い。とくに股。

 

〜fin〜

 

 

ウンコとか言ってごめん。

 

出産がもう一年前なんて信じられません。

娘はスクスク育っております。

今日で一歳になりました。

たまに育児が辛くなることもあるし、思い通りいかないことも当然あるし、イライラして大きい声で娘に注意してしまったり、夫にあたってしまうこともあります。

でも、自分の子どもは本当に本当に可愛いです。不思議だ〜。

もともと子どもが苦手だし、赤ちゃんなんてどう接すればいいか分からなかったけど、やっぱり子どもは欲しいなと思って、治療して、やっと産まれてくれた娘。

 

本当にありがとう。大人になっても可愛い〜って言わせておくれ。

 

 

娘の誕生日までに、ここまでブログかけてよかった!

 

 

 

 

おわり

妊娠中の出来事19〜前駆陣痛がやってきた〜

 

臨月のお話のつづき。

 

子宮口が2センチ開いているという衝撃の事実を抱えたまま家に帰り、そのまま夫や親に報告。

全員が「こりゃ産まれるわ。」とソワソワし出しました。

 

そこからが長い。

 

もうみんな赤子に会う気満々なのに、なっかなか陣痛がこない。(予定日まではまだあるから普通なんですが…)

私は恐怖が勝ってましたが、家族達はわりと楽しみを感じる余裕があるので「早く産まれないかな〜♪」って感じの雰囲気を醸し出していました。(夫は私寄りの気持ちだったけど…)

 

なんだかんだで、1週間後の健診が再びやってきました。

産まれないんかい!!!!!!!!!!

 

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この1週間が体感めちゃくちゃ長かった。産まれるつもりだったので…

 

助産師さんにも「産まれなかったねぇ〜☺︎」と言われちゃいました。

 

 

臨月に入ってからはお産が現実味を帯びてきたので、痛くないお産をするためのコツなどをYouTubeで見漁ってました。

 

私は小さい頃から痛みに弱かったので、お産なんて耐えられるわけないだろ…と日々恐怖に押しつぶされそうになっていました。

 

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せめて、少しでも楽に…と藁をも縋る思いで整体師先生のYouTubeをみたり、陣痛を乗り切るテクYouTubeでみたり、マタニティヨガとやらをやってみたり…

日々さまざまなコンテンツから出産の心得を得ていたのですが、多くの方が産む時の痛みより、「いきみのがし」が地獄だと言っておりました。

 

陣痛の痛みやらいきみ逃しやらお股の痛みやら出産後の痛みやらで出産は痛いことだらけやないかい!!!!!!!!!!耐えられるか!!!!!!!!!!!!!!!

 

痛くないお産はまだ開発されないんですか?

 

 

助産師さんが、歩くと赤ちゃんが下に降りてくるから臨月はなるべく歩きましょうねと言っていたので、雪もだいぶ溶けてきたしってことで、歩いて歩いて歩きまくりました。

痛みから逃れるにはいっそ早く産んで、痛みを終えればいいのだという気持ちになっていました。

来る日も来る日も歩いて歩いて、出産の3日前も往復で6キロくらいある神社まで歩きました。

歩くとお腹がよく張るのでやめられませんでした。完全にウォーキングジャンキーになってました。お腹が張ると「産まれるかも!」と嬉しくなるので…

 

そして遂に、夜になると前駆陣痛のような症状もでてきました。

 

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この頃は「もしや、陣痛!?」なんて思ったりしてましたが、調べても調べても「陣痛の痛みはわかる、そんなもんじゃない」と妊婦の鈴木雅之って言葉しか出てこなかったので「これしきでは陣痛とは言えないな…」と自分でも分かりました。

そして今ではハッキリ言えます。陣痛の痛み、そんなもんじゃない。

 

 

つづく

妊娠中の出来事18〜いよいよ臨月〜

 

ついに臨月。

いつ産まれてもおかしくないぞ。私のトツキトオカやたまひよアプリやninaruやままのての(アプリ入れ過ぎの猿)赤子達が「いよいよ産まれまっせ」と囃し立ててきます。

 

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健診も2週間に1回から1週間に1回のペースになりました。

 

ある日の健診。予定日まではまだ3週間くらいありました。その日は内診があり…

 

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え????

 

それって…

 

産まれるやつじゃん

 

内診により内心穏やかじゃなくなり(うまい)ボー然と助産師さんとのお話に移ると

「もしかしたら今週きちゃうかもね…でもまだちょっと早いから、待っててもらいたいね」

なんて言われました。

 

ここここここ、今週!?!?!???!?

 

てか、待っててもらうことって出来るんですか?お腹の中の方?聞こえますか?

 

そんな感じで助産師さんと話していたので内容が全然入ってきませんでした。

 

しかしまぁ、臨月だし、いよいよか…。

覚悟を決めるときがきたのかもしれない。

 

もう妊婦生活も嫌気が刺しまくってるし、いつきてもいいよ…とお腹に話しかけてみたりなんかして、明日にでも産まれたりしてな!ガハハ!なんて呑気なことを帰り道に思っておりました。

 

 

子宮口2センチ開きながら、人はしばらく生活出来るとも知らずに……

 

 

 

つづく(もうちょっと)

妊娠中の出来事17〜パン作り狂〜

 

妊娠9ヶ月頃。

この頃あたりから、狂ったようにパンを焼いてました。

母に「明日、パン作らない?」と「ちょっとお茶でもしない?」くらいのノリでパン作りのお誘いをしてました。

それもこれも、早く赤子が見たい、でも出産はこわい、でも早くみたい。というかもうこの妊婦生活から解放してくれ。

そんな気持ちから目を逸らさせてくれるのがパンだったからです。

 

きっかけは母の誕生日にオーブン機能付きレンジをプレゼントしたことでした。

オーブン機能付きレンジを手にした途端、我々親子は何かを作りたくなって仕方なくなり、猿のようにこのレンジを使いまくりました。

クッキーを焼いてみたり、スポンジを焼いてみたり、ガトーショコラを焼いてみたり…

それはもう焼きまくりの日々。

 

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そして最後に行きついたのがパンでした。

 

パンは難しいという噂は予々聞いていたのですが、難しければ難しいほど日々の恐怖や焦燥から目を背けることが出来る。パンはうってつけだったのです。

 

パン作りの鬼門、発酵がうまくいくか心配でしたが、雪国が故に石油ストーブの前に生地を鎮座させることによって上手くいきました。

 

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うまくいったもんだから調子に乗って母と「妊婦と癌患者(治療済み)のパン屋を開こう」と妙に嫌なパン屋のオープンを誓い合うまでにパン作りに没頭しました。(すぐ店を開こうとする癖)

しかもなんと家に眠っていたホームベーカリーまで発見し、引っ張り出して食パンやらピザ生地を焼きまくりました。

 

そんなこんなで日々お菓子やパン作りに没頭しながら出産の恐怖から現実逃避しておりました。

今思うと、なんと出産前日もパンを焼いていました。まさにパン狂い。

 

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前日に焼いたパン。ちょっと焦げちゃってる。

 

 

つづく

妊娠中の出来事16〜妊婦の痛み〜

 

妊娠8ヶ月〜9ヶ月頃。

里帰り先である秋田での産院に初めて行きました。

エコーのときに、初めてあったけ〜ジェルをお腹に塗られて、いつも冷たいジェルだったので看護師さんに思わず「あったかいですね…」ってクマムシみたいなこと言っちゃって恥ずかしかったです。

 

 

この頃になると赤子が大きすぎてもうエコー写真は臓器の一部とかしか写らなくなっていました。顔を隠してるポーズをしてる事が多かったからなのかもしれませんが…。

いつも先生に「これが心臓で、ここらへんは肺かな?」とか臓器の説明ばっかりされてました。

 

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そしてこの頃私を悩ましていたのが

恥骨痛

 

もうこれはほんとに最悪でした。寝ても覚めても恥骨が痛い。

この痛みっていうのが例えば座ってて、立とうとしたときや、寝てて起きようとしたとき。次の動作に行こうとしたときにズキーンとやってくるやつでした。

「ぐあ〜」と呻きながら動けなくなるくらい痛かったです。

ちなみに骨盤ベルトは毎日付けてました。

 

そしてお次はこむら返り。

こむら返り痛すぎる。マジで。恥骨痛はちょっと予測できる痛みなんですけど、こむら返りは突然きます。寝てるときに。完全に油断してるときに刺してきます。

これはもう痛すぎて、夜中でもけっこうなデカ声で「イタタタタタタタ!!!!!」というタイプの痛みでした。

恥骨痛が静だとするとこむら返りは動の痛み。どっちも地獄です。

こむら返りは8ヶ月くらいでなくなってきたのですが、恥骨痛は産むまでありました。

 

あとはやっぱり体重増加も悩みの種で、ちょっとしたことですぐ体重が増えるのが苦痛でした。酸素吸ってるだけなのにご飯のカロリー摂取してない?ってくらい、日々食事も運動も頑張ってるのに増える。

出産が目前になってきて出産の恐怖に毎日怯えつつ、食事制限しなくちゃいけない…。

妊婦は日々あらゆるストレスとの戦いです…。

 

そんな時の唯一の楽しみがこれでした。

 

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つづく

 

 

 

アイドルの結婚のニュースをみて

 

先日、芸能人の結婚のニュースが流れた。

アイドルグループのメンバーの1人が一般の女性と結婚したらしい。

 

そのグループを推していたので、"身近"に感じた。

あ〜、結婚したんだ。もう年齢も年齢だしね。

 

そしてTwitterをひらくと、どうやら荒れているようだった。予想通りだった。

アイドルが結婚を発表すると99%の確率で荒れる。快く祝われることなんてほとんどない。

そのアイドルの結婚に対する否定派、肯定派、否定派vs肯定派。アイドルを差し置いての不毛な争いである。

 

アイドルが結婚するとファンが悲しむ。

当たり前のようにみんなは言うけど、それは何故なのか。

ちょっと深く考えてみたくなったので、整理しながら考えてみたいと思う。

 

まずは否定派の意見をざっくりまとめてみよう。

 

 

否定派

・相手の女性が気に入らない

・相手の女性が匂わせをしていたのが気に入らない

・アイドル本人の仕事が相手の女性とのデートで疎かになっていた

・アイドル本人のパフォーマンス力が低い

・アイドル本人にやる気を感じない

・グループに迷惑をかけている

・プロ意識に欠けている

・結婚の発表の仕方が気に入らない(交際期間を伝えないでほしい)

・交際期間に含まれる数年前に嫌な思い(アイドル本人と一般女性の交際についての噂や匂わせによるもの)をしている

 

ざっとこんなもんだろうか。

 

 

肯定派

・結婚おめでとう!

・年齢的にも結婚してもいい歳

・解散せずにいてくれてありがとう

・アイドルやめないでいてくれてありがとう

・寂しいけど受け入れる

 

そして

否定派vs肯定派(お互いの意見に反論する者)

 

 

 

Twitter上でしか見ていません。

 

 

 

 

 

まずは肯定派から考えてみようと思います。

肯定派は言葉が少ない印象。多くを語らない人が多い。恐らく心の中では少し「うっ…」と思っているけどそれを飲み込んで「おめでとう」という言葉を餞にTwitter上へ放出しているのかもしれない。

素直におめでとうと思う人も、もちろんたくさんいると思うが、そういう飲み込み派の人もいると思う。

誰かが結婚したときに、普通は「おめでとう」というものだからだ。

それによって寂しいけど受け入れるっていうのが本音の部分なんだろう。

そこで思うのが「解散せずにいてくれてありがとう」と「アイドルやめないでいてくれてありがとう」の人たちだ。

アイドルが結婚したら解散、引退が結びつけられるのは何故か。

 

アイドルは夢を見させるものだからだろうか。

もっというと恋愛的な感情をファンに抱かせる職業だから。(リアコだったりBLだったり…)

もっともっというと、アイドル自身に異性の影があることで需要が一気になくなるからだろうか。

アイドルってそれだけじゃないけどね…。アイドルが努力して何かを乗り越えて活動したり、すごいパフォーマンスで感動させてくれたり、それを見ていたくて、応援したくて「ファン」になっている気持ちもあるはず。

みんながみんな、恋愛感情のようなものを持ちながら支持しているわけではないけど、大多数はそのような気持ちを少し、或いは大きく持って「ファン」をやっているからなのかな。

アイドルが結婚することにより、そういう気持ちがあるファンの大部分が崩れることになる。

応援してた人が、誰かのものになってしまう。

 

と、いうことは、誰かのものになった人を応援することは悪いことなのかもしれないという罪悪感的なものがあるのだろうか?

 

いや、違うな。

 

自分のものだったアイドルが、1人の女性のものになったのが許せないんじゃないだろうか。

そんな気がする。

 

要するに、

「アイドルやめないでいてくれてありがとう」

「寂しいけど受け入れる」の人たちは、

誰かのものになったのにも関わらず、みんな(ファン)のものでいる道を歩む選択をしてくれてありがとうという気持ちなのかもしれない。

 

また、肯定派には既婚者が多い気がする。

それは応援しているファン自身が既に結婚を経験しているので、アイドル本人の結婚を受け入れやすく、その事実に対して素直におめでとうと言えるのだと思う。

意地悪く言うと、自分が安定しているから結婚を受け入れる余裕がある。

もちろん肯定派の中には未婚でも、素直に結婚=幸せ=嬉しいと、思える人もいると思う。

 

う〜ん。なるほどなぁ。大分整理されてきた。

 

 

じゃあ否定派はどうなんだろう。

否定派はもっとストレートに大きく「嫌」という気持ちが表れてる。嫌悪が。

極端にいうと、ファンあってのアイドルなんだから結婚しないでほしい。なのかな。

誰かのモノではないアナタを応援したいという気持ちとか、裏切られた、という気持ちなのかな。そういうのが根底にあるような気がする。

 

まだ公表していないときの「匂わせ」というのも、そういった「誰かのモノの可能性」を感じたくないから許せないのではないだろうか。

 

アイドルのファンの年齢層は様々だと思うが、若い子も含め、心の何処かでそのアイドルと恋愛に発展する「夢」を見る層(年齢に関係なく)は絶対にいる。

 

その層を真っ向から否定するのが"結婚"である。

 

個人的に感じたことなので実際どうかは分からないが、否定派の中でも、アイドル本人を応援してた否定派アイドル本人が所属していたグループの中でも他のメンバーを応援していた(もしくは他のグループを応援していた)否定派に分かれると思う。

 

前者はどちらかというと悲しみや寂しさ、過去の悲しかった事実を綴るものが多いのに対して、後者は誹謗中傷が多い。

例えば「グループの足を引っ張るならやめろ」とか「知名度低いくせに」とか…

とにかく自分に害が及ばないように、排除したい気持ちが大きいのだろうか。

当事者でもないくせに。

 

また、

・アイドル本人の仕事が相手の女性とのデートで疎かになっていた

 

これは実際己の目で確認したわけでもないであろうに、色々な情報を自ら得て、それを元に不快になっているわけであって、それは自分の責任なんじゃないかな〜と思う。

 

 

・アイドル本人のパフォーマンス力が低い

・アイドル本人にやる気を感じない

・グループに迷惑をかけている

・プロ意識に欠けている

 

プロ意識に欠けるというのは、確かに一定の"層"の需要を考えてアイドルという職業をするにあたって、異性を感じさせないのも仕事のうちであり、そこが出来れば出来るほど「良いアイドル」に見えるんだと思う。そうするとファンもたくさんつくだろう。

また、パフォーマンスや、やる気も仕事の仕方の問題なので、そこが出来れば出来るほどやはりファンもたくさん付くと思う。「仕事」が出来ると「実績」や「結果」に繋がるのはどの職業にも通じること。

しかし、結婚発表により上記を指摘されるのはどうなんだろうか。

今までアイドル本人のそんなところも愛おしくて応援してたんじゃないだろうか。

パフォーマンス以外の良い面があって、応援してたんじゃないだろうか。

何かしらの魅力が自分に刺さって、応援してたんじゃないだろうか。

やる気を感じないと感じるのは、その結婚発表を受けた自分の気持ちの問題なんじゃないだろうか。

アイドル本人自身、やる気がなかったら果たしてニュース速報になるほど知名度が上がるまでやってきているだろうか。本人じゃない人が簡単に「やる気がない」なんて言っていいのだろうか。アイドル本人自身がどんな気持ちでアイドルしてきたか、考えて言っているのだろうか。

 

 

それと私の中で一番疑問だったのが、「相手の一般女性を特定した上で、その女性に対する否定」をする人。

これはよくよく考えると恐ろしいことだと思う。芸能人でもない一般の人を本名名指しでSNS上で悪口を述べる。

自分が傷付けられたから、といって実在しているその一般の女性に対して誹謗中傷を行うのってどうなの?

それって犯罪なんじゃないの?なにかしらの罪に問われるんじゃないの?と思ってしまう。

 

確かに、リアコ層の人からするとアイドル本人の結婚はかなり痛い。それはもう辛いことだろう。

例えば今1番大好きな異性の知り合いが、突然インスタかなんかに「結婚して子どももいて幸せです」なんて投稿をあげたとする。なんならこの投稿を見るまでは両思いかと思ってたとする。

そんなの見つけた日にはもう最悪で一日中そのことを考えては具合が悪くなるだろう。

 

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アサちゃんのように、こんな気持ちになってしまうかもしれない。

 

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こうなっちゃうかも。

 

でも、その奥さんに対して見えるところで悪口を連ねるだろうか。

なぜしないのか。知り合いの奥さんだから。こちらも身バレする可能性があるから。自分の現実と繋がる可能性があるから。

それを何故応援してたアイドルが結婚した瞬間にやれてしまうんだろう。

身バレしないから。

こちらが身バレする可能性もないし、たくさんの同意見を得ることが出来るからだと思う。

私でさえ結婚の速報を聞いたとき"身近"に感じたので、もっともっと"身近"に感じている人はいるはず。

身近に感じて応援していた人が結婚した途端、「こちらの存在は遠くにある」と急に距離を離し、匿名で誹謗中傷を行っているような気がする。

結局自分の現実とはかけ離れた存在だから出来るのだと思う。

前述した"夢"から醒めた、みたいなことなんだろう。

 

いや、ずるくない?てか、こわくない?

 

だからってアイドル本人やその結婚相手(ましてや一般人)を叩くっていう発想どうなの…

そういった人はやっていいことと悪いことの線引きがあまり出来ないのでは無いかと思う。現実に近くにいたら距離を置きたいタイプだ。

もし職場とかでそういった片鱗を見せてくる人がいたら、距離を置こうと思う…。

 

 

交際期間の発表について。

これは言うのが正解なのかどうかは分からないが、アイドル本人はファンを怒らそうと思ってそれを伝えているはずがないので、誠意を示すために公表したのではないか、と私は思う。

なにも、その期間を発表することじゃないか!と憤慨する気持ちも分からなくもないが、ただアイドル本人もまさか煽るような気持ちでそんなことを発表しているワケがないと思うので、きっと「誠意」のような気持ちなんじゃないかなぁ…。深く考えずになんとなく形式でそこも伝えてしまったのかもしれないが。

そもそも結婚発表においてそこまで深く深く考えられるだろうか。

まさか交際期間でここまで皆んなを悲しませることになるなんて、考えが及ぶだろうか。

 

アイドルが結婚。

 

結婚したことによりグループを抜けろとか、引退しろなんて言葉もみた。

なんて自分勝手な意見なんだろう。結婚発表によって、今までやってきたことを全部無かったことにして、退職を迫るなんて恐ろしいことじゃないか?

むしろ結婚によってこれから妻を、そしてこれから増えるかもしれない家族を養うにはもっともっと仕事をしなくてはならない。

それを、結婚を機に今まで応援してたファンたちが声を揃えてアイドル本人を無職にさせようとするなんて、なんて恐ろしい職業なんだろうと思う。

きっと「アイドル」は同じ人間としてみられていない一面があるんだろうな。

それこそ「偶像」のように、自分の理想的な存在であってほしいという考えとか。

「結婚」って人間同士のよくある当たり前の幸せなのに、アイドルはそれが許されない。

アイドルだって人間なのに。

じゃあ例えばそのアイドルがファンの理想通りずっと結婚せずに死ぬまで芸能活動を続けているとする。

アイドルも人間だから、老いる。いつかは自分が好きだった頃の面影もなくなるかもしれない。

自分の好きな方向性のアイドルではなくなる可能性もある。

その時も応援し続けているのか?

その時応援し続けている人は同じ数いるのか?

新しいファンはつくのか?

そのアイドルは活動し続けるだけの収入を得ることができるのか?

それは幸せなのか?

アイドルの人生の責任をファンが最後まで背負えるのか。

 

結婚によって、人間としての幸せを手に入れただけなんじゃないだろうか。

 

私たちファンは、自分勝手にアイドル達を応援している。

時には他のアイドルに目移りしたり、アイドルを追いかけることをやめたり。それも自由。

そんな揺らぐ存在に自分の人生を全て賭けるのはあまりにもリスキー過ぎる。

人間として、当たり前の幸せを手に入れてもいいんじゃないだろうか。

結婚を経ても、アイドルを続けていいんじゃないだろうか。

応援してもいいんじゃないだろうか。

 

そこを受け入れたら、アイドルという職業の寿命が延びるんじゃないだろうか。

 

と思う。

個人的に。

 

 

否定派vs肯定派に関しては、不毛としか言いようがない。戦いたいだけの戦闘民族。

 

 

 

 

 

うーんここまで色々考えてみて、自分の中でもちょっとスッキリしたかも。

日々SNS上で色々な言葉をみるなかで、私の中にモヤモヤが溜まっていって、それを整理して自分の考えをまとめてみて、なんだかスッキリしました。

色々な考えがあるなかで、やっぱりそのグループからエンタメをもらって感動したり笑ったりと元気をもらったことも確かだったから、悪く言われていたりするのを見ていると、今まで感じた自分の気持ちまでも否定されてるような気がしていました。

 

正直、結婚に対して嫌な気持ちになってしまいそうな、揺らぐような気持ちになるときもありました。

 

でもやっぱり、それは違うよなと思います。

今回は男性のアイドルだったけど、女性アイドルだってたくさんいる中で、女性は体の構造上出産にリミットがあるからなぁ…なんて考えたりもしました。

今回のことはどうせ時が解決するんだろうな…とは思うし、わざわざド素人の一個人が深く考えることじゃないと思います。わかってます。

 

でもさぁ〜、いつかアイドルがもっと伸び伸びと自分の人生いろんな選択ができるようになればいいなぁ〜って思うんだよ…

 

応援してるアイドルが長く活動してほしいもん…

楽しくアイドルとしての人生を歩んでほしいもん…

 

 

同日に芸人さんが結婚したニュースに関してはめちゃくちゃ祝われていたので、もっとさ、そういうふうになればいいのにな。

 

 

 

 

 

おわり

 

 

妊娠中の出来事15〜地元ってあったけぇや〜

 

妊娠8ヶ月後半ごろ。

こんなに長いこと実家に戻っているのもなかなかないってことで、高校の同級生と会う約束をしました。

 

1人目はKちゃん。妊娠してることを教えないでいてみよう〜と思い立ち(なぜ)、会う日まで黙ってました。

 

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なんかめっちゃ腹出てるって思われた。

 

見たことないくらいデッケ〜ソフトクリームがあるカフェがあると聞いて、行くしかなかったので行きました。

可愛い女の子の店員さんが持ってきてくれたんですけど、長すぎてやや振動しながら席までゆっくり持ってきたの面白かったです。

ソフトクリーム受け渡しのときの緊張感たるや…

あとKちゃんがソフトクリームをスプーンで削ぎながら食べるのが異様に上手かったの面白かったです。

 

それと2人ともオタクなので、妊娠していようが行きたいところはカラオケだったので、お洒落なカフェなんて早く出て行こうぜと言わんばかりにソワソワしながらカラオケ行きました。

胎動も激しめになりながらも、たっぷりと楽しみました。

 

 

お次に会ったのはTちゃん。

Tちゃんはわりと遠くに住んでるのに車で2時間くらいかけて来てくれました。世界一優しい。

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おっしゃれなカフェで食べた毒みたいなケーキ。

 

Tちゃんとはもう一度出産前に会えたのですが、日々家にこもっているストレスを吐露したところ飛んできてくれたのほんと嬉しかったな。マジでもうすぐ産まれそうってくらいのときに会ったので「最後の晩餐だね…」と言いながら小籠包食べにバーミヤンに行ったの楽しかったです。

 

日々出産の恐怖やら、夫に会えない寂しさやら、実家に甘えている自分の怠惰さやら、それなのに実家にいることによるストレスも感じてしまうワガママさに嫌気がさしたりだので、落ち込んでしまったりしてたのですが、友達と会ってすごく発散できました。

 

 

普段は2人ともちゃん付けなんてしてないんだけど、ちゃん付けにしてみた。

 

 

 

つづく