夫が眼鏡買ったら変な本付いてきた
こんにちは。なかすです。
先日、私と夫は眼鏡を購入しました。その時の話をさせて下さい。
私はド近眼なのでマイナス10くらいの眼鏡を使っているのですが、毎回眼鏡をかけるたびに目がシジミのように小さくなりド近眼ドブスになるので悲しいです。
夫はというと日々YouTubeで「お洒落なサングラスの色の濃さ」みたいな動画をみていたので、サングラスを買うのかな〜と思ってたら、私が視力検査をしてる間に眼鏡のフレームにサングラスのレンズを入れるという変化球の注文をしており、「やるじゃん」と思いました。
夫の結論からすると「色が薄めの偏光レンズにする」とのことでした。
昨今コロナの影響でマスクをしながら外に出なければいけない世の中ですので、マスク+サングラスでも怪しくならないよう、目が見えるくらいの濃さの色のサングラスが欲しいとのこと。基本は運転する時だけ装着し、そのままコンビニに入店してもマークされないくらいが理想らしいです。
怖いもんね。マスクに濃いサングラスの男が入店してきたら。
夫は石橋を叩いて渡るどころか、石橋を叩きすぎて破壊するくらいの慎重さがあるので、時間をじっくりかけて、平井堅のアルバムみたいに色見本をみながら熟考しておりました。
ようやく決まった眼鏡(サングラス)は完成までに1週間ほどかかるとのことだったので、その日は帰宅。
1週間後、夫は仕事帰りに一人で眼鏡(サングラス)を取りに行きました。
「ただいま〜」
めちゃくちゃ濃い。
※プライバシーなどを守るために強めに時空を歪めました。
夫がみてたYouTubeだと窪塚くらいの薄さにするかと思ってたのでビックリしました。
↑このくらいになるかと思ってた。
この帰宅後の写真ですと、目がやや見えますが、家の中でも特に一番明るい洗面所で撮ったから見えるだけで、他の場所でみてみるとかなり漆黒でした。
本人も「なんか濃くない?」とソワソワしているので、思ってたんと違うとなってる模様。
まさかタモさんまではいかないけど、クレイジーケンバンドくらいの濃さで帰ってくるとは思わなかったので、夫の哀しみも汲まずにゲラゲラ笑ってしまったのですが、ちょっと可哀想になってきたので、
「サングラスは別で作って、普通のメガネのレンズに替えてもらえば?」と提案。
そうすることになりました。一件落着。
さて前置きは長くなりましたが、夫がその眼鏡(サングラス)を購入したときに店員さんからやや遠慮がちに「コンセプトブックがありますので、よかったら…」と謎の本をもらってきました。
それがこちら。
たまに服屋さんでこういう冊子くれることあるよねなんて思ってると、「この本の俺の眼鏡のところ読んでみたんだけど、全然何言ってるか分かんない」と夫が言いました。
なかなかに興味をそそることをおっしゃるので、そのページを読んでみました。
すげぇや…
夫がサングラスにしてしまって一度はクレイジーケンバンドみたいになった眼鏡に、まさか中性的なファッションデザイナーとひとつ上の階に住むストリッパーのなんか始まりそうな意味深な小話があったなんて…
悪口じゃないんですけど、これを読んだ後の気持ちが、名前も知らない小説家の小説をなんとなくタイトルと表紙の雰囲気だけで買ってみていざ読んでみたら「この文章好きじゃねぇ〜〜〜」ってなるなんとも言えない微妙なかんじを思い出しました。
悪口じゃないです。
私はこの冊子に興味が出てしまい、夫が捨てたというのにわざわざ拾って他のページも読んでしまいました。
その中から特に気に入った小話がこちら。
BARがクローズするサンクスギビングの夜。
最高かよ……
英単語3連続って面白いんだな…
私の中の教訓に刻まれました。
「英単語3連続面白い」
次々にどんどん面白いのずるくないですか?黒い三連星みたい。
あと、改行からのとんでもない災厄が訪れるもめっちゃ好き。
このブランドの眼鏡達はすべてルームナンバーがつけられていました。眼鏡=ルーム。それぞれのルームのそれぞれの話…
他のルーム(ルーム?)もまだまだあるのですが、ぜひこの眼鏡(ルーム)を購入した際にお読みください。
どれも面白です。
てか眼鏡なのにベットフォードホテルって名前、何?
眼鏡屋さん、絶対中身読んでただろ。だから遠慮がちにくれたんだろ。
それと、ベッドフォードホテルを検索してみたら実在しておりました。
イギリスにあります。
いけ好かないですね。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。